目元のくすみに効果的な栄養素
目元やお肌がくすむ原因の一つに、栄養不足があります。必要な栄養が足りないために血色が悪くなったり、ターンオーバーが遅れて余分な角質が蓄積するために『くすみ』が現れてしまうのです。
くすみに効果的な栄養素には以下のようなものがあります。
- 鉄分(血中の酸素を運搬する)
- ビタミンA(新陳代謝を活発にする)
- ビタミンB2(新陳代謝を活発にする)
- ビタミンC(メラニン色素の生成を邪魔する)
- ビタミンE(血行促進、お肌の生まれ変わりを促す)
- タンパク質(お肌を作る材料となる)
- アスタキサンチン(眼精疲労の回復)
特に女性は鉄分やタンパク質が不足しやすいです。バランス良く摂り入れていきましょう。
くすみ対策におすすめの食べ物
■含まれる栄養素:タンパク質、鉄分、ビタミンA、ビタミンB2など
レバーは必須アミノ酸をバランスよく含み、女性に嬉しい栄養がたっぷり!特に鉄分が豊富で、新陳代謝を高めてくれるため美肌に効果的。くすみ取りにも嬉しい働きをしてくれます。
ビタミンAも含んでいるので目のうるおいを与え、ドライアイの予防にも。目の使い過ぎが気になる人にもピッタリ。ただし妊娠中の方はビタミンAの摂取し過ぎに注意してください。
■含まれる栄養素:タンパク質、ビタミンB2、イソフラボン、ナットウキナーゼなど
健康食材として知られる納豆。ビタミン・ミネラルをバランスよく含み、不足しがちな栄養素を手軽に補うことができます。また女性ホルモンの欠乏を防ぐ大豆イソフラボンも摂取できるので、40〜50代女性にも嬉しい食材。
ナットウキナーゼは血液の流れを整えてくれる働きがあります。血行が良くなるのはくすみ解消の第一歩、顔色の暗さが気になる人は1日1パックを目安に取り入れてみてください。
■含まれる栄養素:ビタミンC、ビタミンA、ビタミンE、タンパク質など
ブロッコリーはビタミンC含有量が非常に多い野菜です。『ビタミンC=レモン』のイメージが強いですが、現実的にレモンをたくさん食べるのは難しいですよね。美味しくたくさん食べられるブロッコリーは優秀な食材でしょう。
野菜の中ではタンパク質も多く、ビタミン類もバランスよく含んでいます。様々な料理と相性が良く、冷凍食材でも手軽に手に入るので手軽に1品加えるのにはもってこい。
■含まれる栄養素:タンパク質、アスタキサンチン、DHA・EPA
鮭の鮮やかな赤色は『アスタキサンチン』という栄養素によるもの。高い高酸化作用があり、エイジングケアにも注目されています。たんぱく質、DHA・EPAも豊富。
鮭は刺身・焼く・煮るなどどんな調理方法でも美味しく食べられます。皮の部分にも栄養がたくさん詰まっているので、ぜひ捨てずに一緒に食べてください!
■含まれる栄養素:ビタミンA・ビタミンB6・ビタミンC・カルシウム・鉄分など
非常に栄養価が高い食材として知られています。旬は夏で、スーパーでも手軽に手に入る食材です。ネバネバ成分が特徴。そばやうどんと絡めて食べたり、納豆や卵と混ぜて食べるのも美味しいですよ。
茎の部分は毒性があるため、家庭菜園をしている人は葉の部分だけを食べるようにしてください。
■含まれる栄養素:ビタミンA、B群、鉄分、タンパク質など
様々な栄養素をバランス良く含みます。また殻と白身の間の薄皮『卵殻膜』には、コラーゲンを増やす働きがあるとして近年注目されています。
こちらで紹介している他の食材とも相性が良いです。納豆と混ぜたり、ブロッコリーと一緒に炒ったり、朝食に卵かけご飯と焼鮭…など、取り入れやすいですね。
目元のくすみを悪化させる食べ物も…
お肌のくすみを取る食べ物があれば、逆にお肌をくすませてしまう食べ物もあります。その正体が『糖質』で、糖質によって肌がくすむことを『肌の糖化』(または肌焦げ)といいます。
糖質は私たちの体に欠かせないものですが、必要以上に摂ると糖がタンパク質と反応し、老化を引き起こす原因になります。この反応物質が肌に蓄積すると、黄ばみ・くすみ・シワといったエイジングサインが現れます。
糖化が起こりやすい人の特徴として
- 炭水化物が好き
- 揚げ物が好き
- 野菜嫌い
- よく噛まずに食べる
- おやつをたくさん食べる
などがあります。
最近お肌がくすんできた、透明感がない、ハリや弾力がない、シワやシミが増えた、乾燥が気になる…そんな人は『糖化』が原因かもしれません。食事のバランスを見直して肌の糖化予防を!